工場のモノづくりで大切なことは品質(Q)、コスト(C)、納期(D)です。それを改善する手法として当社では、1個造りを取り入れています。これは、同じ製品を連続で製造する場合、1台ずつ製造する生産方式です。それによって表面化された問題を改善することで生産性が向上していきます。とは言ってもそう簡単にはいきません。何度失敗してもあきらめず、作業者にやり易いと思ってもらうまで改善を繰り返すことが大事になってきます。そうしてうまくいったときの喜びを共有できた時の感激はひとしおです。
当社の取り組みはNHKの放送大学の問題解決の手法で教材に採用されました。
又、日刊工業新聞に1個造りで記事として掲載されるなど、注目されております。
さらには、作業者が重いものを軽く持てる工夫、中腰にならない工夫、解りやすい組立方法等にも改善の視点をあて従業員に優しい工場を目指しています。
私は工場長として、1個造りを極めることや、工場作業者の作業環境をよくすることで、従業員全員が幸せになることを常に考えています。こうした環境で生産された製品は、最終的にはお客様を幸せにし、当社当グループの理念である「人々の健康と笑顔を創造し続ける」ことができると強く信じています。